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熱伝導率 |
動かない空気は最も熱を通しにくいものです。一般の断熱材は、その繊維間に連続気泡として、多くの動かない空気を持っているのが特長です。セルローズファイバーは天然木質繊維を原料として造られており繊維の絡み合いによる連続気泡の他に、繊維の中にも多くの動かない空気泡を抱えています。だから、二重の空気の層がダブル効果
を発揮し熱伝導率がいいのです。 熱伝導率が小さいほど断熱性に優れています。 |
熱伝導率(JIS A1412) 平均温度20℃、湿度50〜70% | |||||
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1.くすぶり燃焼試験(F.S.H.H.I.515-D) |
セルローズファイバーの入った試験箱をグラスファイバーボードの上に置き、試験箱のほぼ中央に直径8ミリの棒を垂直に差し込みシガレットの大きさ程度の穴をつくる。次に火のついている部分の長さが約8ミリ以内のシガレットをピンセットを用い、火のついた方を上に向けて、試料表面 まで穴に差し込む。燃焼が完全に終了した後、試験箱の質量を求め、「質量減率」を求めます。セルローズファイバーの質量 減率は「5%以下」で、かつ、発火などの異状がないように生産されています。 |
2.準不燃認定 |
セルローズファイバーはホウ素系薬品により充分な防然処理がなされており、準不燃材料に合格しています。 |
3.屋根耐火30分 |
セルローズファイバーは亜鉛鉄板折板屋根(0.8mm)に吹付施工することで建築基準法施行、第107条第1号の規定に基づく「加熱に30分以上耐える」性能を有する屋根の構造として指定されています。 |
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繊維自体の空気泡により、入射した音エネルギーを熱エネルギーに置換する作用があります。それに加えて繊維同士が絡み合う事により、厚い空気の層を保持しています。この二重の空気の層がダブル効果 で音を吸収しますので、他の断熱材と比べ非常に吸音に優れています。 |
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セルローズファイバーを注射筒に充填し、圧縮してできた円筒試験片を恒温水槽に水平に浮かし、一時間放置した後に観察する。 撥水剤を添加したセルローズファイバーは一時間後も何の変化もみられず水槽に浮いています。撥水処理がなされている為、雨もれがあっても、水がセルローズファイバーを通 り抜け天井板に達するため、無機質繊維のように水を吸って天井が落ちるようなことはありません。 |
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セルローズファイバーは木質繊維のもっている吸放湿性により表面結露、内部結露を防ぐのに大きな効果 があります。一般に吸湿性のある材料は、含湿性能が大きい、すなわち湿気容量 が大きいものが多いので結露が生じても、その水分を材料内部へ拡散してしまい、表面 に水滴としてあらわれるのに時間がかかる利点がある。セルローズファイバーの内部に結露が生じた場合、結露が拡散され、乾燥と結露が繰り返されえているうちに暖かい気候になってしまい、結局水滴があらわれないで終わる。 |
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その他にも建築内部に吸放湿性のある、セルローズファイバーを用いることで室内湿度の急激な変化を防ぎ、快適な生活を送ることができます。 |
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セルローズファイバーは、木質系繊維を繊維がいたむことがないように充分解繊された綿状の材料で、沈みの少ない商品です。沈みによる断熱層の厚さ減少が少ないので、断熱効果 の低減は僅かに抑えられます。 |
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